東京〜大阪 自転車3日間の旅


海岸線の表示には「国土数値情報(海岸線データ) 国土交通省」を使用しています。
画像をクリックするとOpenStreetMapを使用した詳細な地図が出ます。

1日目 R5/05/03

東京→清水
日本橋道路元標前にて
令和5年5月3日4時25分、宿泊していた神田のホテルを出発。4時30分、日本橋到着。写真撮影。日の出まで待とうかと思ったが、少しでも早く出たいので出発。
4時40分、東京日本橋を出発。日本橋交差点を右折、東京駅日本橋口を過ぎる。永代通り走行中に日の出。
大手町交差点を直進し、大手門を左折して内堀通りへ。国道1号を行ってもいいが、こちらの方がちょっとだけ距離が短い。この時間でも皇居ランナーはいる。祝田橋交差点の右折で信号に引っかかる。これなら国道1号経由の方が早かったのではと思う。
桜田門交差点で1号と別れ20号へ。三宅坂交差点から246号へ。ここからが未走行区間。都心は結構アップダウンがある。5時19分、渋谷駅を通過。この時間はまだクルマも少ない。
5時39分、第一休憩予定地点のファミリーマート駒沢一丁目店に到着。予定より12分早い。平均時速13.5kmしか出ていない。トイレを借りようとするが、外国人の店員が「トイレ無い」という。都心のコンビニはトイレを貸してくれない。まだトイレは大丈夫なので、おにぎりと飲料だけ買って出る。前の道路にはバイクが何台も休憩中。これから5連休、バイクも多い。5時45分出発。
5時52分、用賀で頭上を塞いできた首都高ともお別れ。二子玉川から付近から旧道へ。二子玉川駅前で6時ちょうど。二子橋を渡って神奈川県川崎市へ。二子橋交差点で最初の自転車乗りを目撃。少し話をすると、今日は三浦半島へ行くとのこと。二子橋交差点を直進したので、「246行かないんですか?」と言うと「そのうち入ります。」とのこと。こちらは右折し、川沿いの道から国道246号へ合流。アップダウンが多いが、登り坂が一気に来る1号よりマシ。
6時34分、横浜市に入る。6時38分、2番目の休憩予定地点のローソン青葉246店に到着。神奈川県に入っても快調に飛ばしたようで24分早い。トイレ、朝食を済ませ、6時48分出発。
横浜線を越すと、もう横浜まで来たのかと感じる。7時09分。東京工大の脇を通る。東京工大ってこんなところにあるんだぁと思う。
東京都町田市に入る。東京都を卒業したのに再び戻された気分。
鶴間トンネルには入らず山王原交差点を経由するつもりだったが、後でGPS軌跡を見るとどうやらそのまま246の側道に入ったらしい。一ノ関交差点で右折して246号本線へ。
本線を走っていると3番目の休憩予定だったセブンイレブン大和トラックステーション店が高架下に見える。ここは側道を通らないと入れなかったらしい。戻るかどうか悩んだが、そのまま行くことにする。
大和市、座間市、海老名市を抜ける。このあたり、神奈川県に住んでいるが市の配置は覚えていない。8時01分、新相模大橋を渡って厚木市へ。市街地に入り、走りにくい。
休憩が一回飛んだので、トイレに行こうとセブンイレブン厚木妻田店に入るが、並んでいるのでヤメ。
市街地最初のコンビニには人が集中しているのだろうと考え、8時13分、2番目に見つけたセブンイレブン厚木市立病院前店に入る。これが失敗。1人も並んでいなかったのに5分ほど待ってもトイレから人が出てこない。何をやっているんだか。連休初日の朝、厚木ICから東名に乗ろうという連中が集まってくるのか、続々とクルマが現れる。結局、出発出来たのは8時23分。
愛甲石田駅付近で小田急と並走。走ったことがあるような気がするのは気のせいか。伊勢原市に入り、8時44分、上北ノ根交差点通過。ここからは走ったことのある道路なのでペースが掴みやすい。この先の東海大学病院は行ったことがあるはずなのだが、全く気付かなかった。
8時59分、休憩予定のファミリーマート伊勢原桜坂店に到着。ここから先は善波峠という、国道246号で屈指の峠がある。昨年の夏はこの峠越えの途中で飲料切れに陥って苦労しているので、ここで充分に補給。9時10分出発。この時点で事前に立てた予定より58分早い。善波峠までは2.7kmだが、激しい登りが続く。ところが、ギアを軽めのものに交換しておいたからか、一番軽いギアに入れると前回あんなに苦労した善波峠もスイスイ登れてしまうから不思議。
善波峠からの富士山
9時26分、新善波トンネル入口到着。ライトを取り付けてトンネル内へ。トンネルを抜け秦野市街を通り、9時45分、ローソン秦野鈴張町店到着。事前の計画より1時間10分早い。計画では山北町で昼食のつもりだったが、昼前に静岡県内まで入ってしまえるような気がした。9時54分出発。
秦野市内にもう1ヶ所ピークがあるが、これも難なくクリア。松田町に向けて下っていく。自転車乗りに抜かれる。話しかけようと思ったが、道路がクルマで渋滞しているので何度も止まるのだが、何故か追いつけない。
新籠場交差点からは自転車通行不可なので、県道72号へ。新松田駅入口、松田駅入口を通り、庶子交差点で再び246号に復帰。酒匂川沿いから見る富士山が綺麗。
10時41分、ファミリーマート山北町店に到着。計画ではここで昼食だったが、昼食にはまだ早い。連休初日だからかバイクライダーも多い。まだ昼前だが、すでに今日の行程の半分は過ぎているし、後半はほとんど走ったことのある道なので気持ちは楽。ただしここから先は登り。東京〜大阪の最高地点も越える。10時51分出発。
谷峨駅を過ぎ、丹沢湖マラソンを応援しに行くために走った区間と少し被る。右へ曲がると道の駅山北へ行くはず。登り坂の途中でスマホがGPSの電波を取らなくなり、路肩で4分半ほど停車。登り坂なのでいい休憩になった。
11時31分、静岡県入り。11時32分、休憩予定ではなかったローソン小山町白岩店に入ってしまう。おにぎりを買った時点で計画のコンビニより手前だったことに気付くが、今さらなので昼食休憩することにする。11時43分出発。
すぐの生土交差点から国道246号は自転車通行不可になるので、国道から外れ、県道394号に入る。本来休憩予定だったセブンイレブン駿東小山店は11時53分通過。右側車線なので今さらわざわざ寄ることはない。
小山町からの富士山
小山町役場を過ぎ、須川を渡ると激しい登り。ギアを一番軽い段に入れ、そのまま登っていく。ドきつい坂は最初だけだが、御殿場市に入るまでダラダラとした登りが続くので、軽いギアに入れたまま運転を続ける。
御殿場市中心部に入り、杉原交差点を右折するとまた登り。上町バス停あたりが今回の最高点になる。あとは下り。ギアを切り換えてガンガン下る。
13時01分、セブンイレブン御殿場永原店に到着。次は25km以上離れた沼津片浜まで休憩しない予定なのでトイレも済ませておく。13時12分、出発。
下り坂を快調に飛ばす。岩波駅前の踏切にも引っかからず。深良新田交差点で国道246号に合流するが、深良上原交差点で再び県道394号側に入る。この先、国道246号は桃園トンネルを抜けたところで突然自転車通行不可になるという罠があるので。
二ツ屋交差点で右折。すき家のある交差点で分かりやすい。富二平橋という小さな橋で黄瀬川を渡り、国道246号の高架下、富沢交差点に。一瞬、どうやって国道246号に入るのか迷ったが、一度走ったことのある区間なのですぐに思い出す。側道を走って国道246号へ。
沼津IC南交差点は本線に入りオーバークロス、道なりに行くと国道246号を外れ東海道新幹線をくぐる。その先で右折して県道22号に入るのだが、この信号が長い。しかも県道22号は狭い。そのまま直進して共栄町交差点から国道1号に入った方が早かった気がする。江原公園交差点で国道1号と合流するのだが、ここも右折になる。バイパス片側3車線の国道をどうやって右折しろと…難易度高い。
沼津バイパスは路側帯が狭く、クルマは飛ばすので怖い。歩道はあるが路面が悪く走れる状態ではない。ただ、左側からの飛び出しはほとんどあり得ない点は安心。細い道だとクルマは容赦なく左から頭を出してくる。怖いので自然とスピードが上がる。
次の休憩地点、ファミリーマート沼津片浜店は国道沿いではなく、南側にある沼川を渡ったところにあった。本日最後のコンビニ休憩。時刻は14時39分。計画より1時間58分早い。計画は日没後1時間程度走る予定だったので、これで日没までに宿に着けることが確定した。トイレを済ませ、糖分補給をする。暑い。この後のルートをスマホで確認し、14時51分出発。
相変わらず怖い国道1号を走り、富士市に入ってすぐの中里交差点で右折。東海道本線をくぐり登る途中で信号に引っかかり停止。スタートのときにギアが一番軽い段に入っておらず、股間をしたたかにうつ。痛い。県道に入ったところで止まり、痛みが薄れ、走れるのを確認する。
県道380号は日本橋以来の旧東海道。歩いた記憶がよみがえる。檜交差点から県道170号と、旧東海道をたどる形となる。吉原駅手前で旧東海道と別れ、田子の浦港の中を走りながら沼川、潤井川を渡り、旭化成の脇の歩道から国道1号富士由比バイパスに上がる。GPSがあったおかげで迷わずに走れた。江川交差点から国道1号へ。
道の駅富士から見る富士山
そのまま道の駅富士まで国道1号を走行。道の駅富士には15時54分到着。本日最後の休憩。道の駅は下り線側に入るが、建物は上り線側。自転車を柵に固定し、地下道を通って上り線側へ。道の駅きっぷを購入。今さら食事をする気にもなれない。スタンプを捺したあと、展望テラスから富士山を撮影。下り線に戻り、トイレを済ませ、16時25分出発。
歩道を走って富士川を渡る。富士川を渡っている途中で国道1号150km地点。撮影。富士川を渡り終わると自転車通行禁止となり国道1号から剥がされる。蒲原東IC東で国道1号をくぐり、GPSに従い、県道396号富士由比線を目指すが、1ヶ所、曲がるところを行き過ぎる。
東海道本線の踏切を渡り、県道396号富士由比線に入る。ここからは今日の宿の清水まで完全に走ったことのある道路なのでもう安心。途中、東海道五十七次徒歩の旅でお世話になった志田邸に寄ろうとしたが、入るところが分からず断念。後からGPSデータを見たら合っていたし、スマホのナビを見るということに思い至らなかったのはすでに頭の働きが鈍っているのか。
神沢交差点から県道370号へ。これが旧東海道。そのまま由比駅前を過ぎ、再び県道396号へ。寺尾橋の国道1号との合流点は最初に走ったときと形が変わっており、一瞬焦ったが、上り線の側道に逆走で入り、歩道橋で海側の歩道に行くのが正解。
歩道橋の入口で自転車乗りとすれ違う。これから帰るところだという。東京から1日で走ってきたというと驚かれたが、ゴールはまだまだ。本日清水宿泊予定というと「30分くらいで行けるね。」と言われるが、あと10km以上あるのに30分で行けるのか?時刻は17時13分。
この区間で西風が吹くときついのだが、幸いなことにかなり風は弱い。風さえ無ければ自転車専用道路な上、左は海なのでクルマが飛び出してくる心配もない。たまに向かいから来る自転車を待つくらい。快調に飛ばして駿河健康ランドが見え、新興津川橋を渡ったところで1号線旧道へ。
興津中町交差点からはTJAR追いかけでも走った区間。長距離走ってきた脚には東海道本線を越える部分の登りが地味にきついが、一瞬なので頑張る。去年のTJAR追いかけのときには豪雨で大変だったことを思い出す。今日は天気も良いし、夕方で気温も下がってきたので、あっという間に清水駅前に到着。17時55分、何と18時前に着いてしまった。
ホテルまで行き、チェックイン。自転車で行くと言っていたので自転車を止める場所も案内して貰える。コンビニへ歩いて行き、軽い夕食を購入し、シャワー、洗濯の後、寝る。

2日目 R5/05/04

清水→豊明 3時半起床。実は昨日、知り合いが安倍川付近で待っていてくれたようだ。清水までということを伝えていなくて申し訳なかった。慌ててメール。
4時14分、ホテルを出発。清水駅前でスマホのGPS受信操作をして4時20分出発。江尻大和交差点を左折、大曲交差点を右折するとあとは静岡駅前まで一直線。夏のTJAR追いかけのときは豪雨だったと思い出す。
長沼付近で日の出。5時06分、静岡駅前通過。もう在来線は始発電車が出ている頃。市街地を抜け安倍川へ。新幹線の線路を保線機械が走っているのを目撃。まだ始発前だからか。慌てて撮影。さすがに今日は早朝だからか、出迎えは無し。丸子宿を過ぎると登り坂になるが苦にはならない。
5時43分、道の駅宇都ノ谷峠下り線に到着。計画より17分早い。連休だからか自転車が多い。1グループが宇津ノ谷峠の方へ登っていく。と思ったらすぐに戻ってきて宇津ノ谷トンネルへ。道を間違ったらしい。別のグループがやってきてまた宇津ノ谷峠を登っていく。今度は戻ってこない。ガス欠しないように甘い飲み物を飲んで、トイレを済ませ、5時51分出発。宇津ノ谷トンネルを抜けたところで夜明け前から点灯し続けてきた尾灯を消灯。
廻沢口交差点の先で自転車通行不可になるので国道1号を離脱。旧東海道から県道208号に入る。岡部宿を抜け、内谷新田交差点付近で、さっき宇都ノ谷峠を越えた自転車のグループ3人に追いつかれる。「峠越えて来たんですか?」と聞くと「はい。初めて峠越えました。」とのこと。元気だ。
そのグループに続いて交差点を渡ろうとペダルを踏むと、チェーンが外れた。すぐさま直すが手が油まみれとなる。アルコールを付けて持っていたお手ふきで拭くが手が汚れてしまった。もしかしたら一番速い段に入れるとチェーンが外れるのかもと思い、使わないことにする。
懐かしの200km地点
いつしか道路は県道381号線と名前を変える。国道1号200kmポストは国道1号の指定を外れた後も残っており撮影。大学卒業時に大阪へ向かった際にはまだ国道1号で、ここでたまたま出会った自転車乗りで集まって記念撮影をした。あのときも静岡から名古屋まで走るつもりが豊橋で力尽きてしまった。今回は脚の状態は大丈夫だが気力が持つか。
瀬戸川橋を渡って加速しようと思ったら再びチェーンが外れる。一番速い段に入れていないのに。手が汚れないようにお手ふきでチェーンを持って直そうとして今度はお手ふきがギアに巻き込まれる。いったん車輪を外してお手ふきを取り除く。7分ほどロスした。大阪まで残りは320km程。ギアチェンジ出来なければ完走は難しい。なるべくギアチェンジせずに走ろうと思うがどこまで持つか。
向かい風が気になるようになってきた。遠州は西風がきつい区間だが、まだ駿州である。このまま西風が続くときつい。
藤枝市から島田市に入るところは旧東海道で歩いた道、その先のウエルシア島田道悦店はブルベに出た前日お世話になった店、懐かしい。
大井川橋を渡り、7時26分、休憩場所のファミリーマート金谷東町店到着。この後には東海道の三大難所の小夜の中山越えがあるため、その前に朝食休憩。7時40分出発。計画より21分速い。
すぐに激しい登り。ギアを一番軽い段に入れ、登っていく。リニューアルの結果、ここも押さずにクリア。諏訪原城址まで登ってその後下りと思いきや、もう一度登るのが嫌らしい。佐夜鹿の小夜の中山トンネルをくぐってしまうともう後は下り。こんなトンネルあったかなと思い、後で調べて見るとこの小夜の中山トンネル、南側にある現バイパスのトンネル(自転車通行不可)が古く今くぐった北側のトンネルの方が新しい。前回、大学院卒業時に走った際には南側のトンネルをくぐったはず。今や通れないので貴重。
日坂からは県道415号。浜松県内は国道1号を走れる区間が異常に少ない。8時36分、セブンイレブン掛川鳴滝店で休憩。8時44分出発。
掛川市の外れで国道1号に合流するものの、すぐに県道413号として分岐させられる。浜松県の悪政。そういえばこのあたり、やたらと「東海道ど真ん中」を主張していたよなと思い出す。が、今回の中間点はまだ先。
東海道五十七次徒歩の旅のときに歩いた木原の風景が見えてくるとすぐに三ヶ野橋に向かって登り、太田川を渡る。橋を渡り終えたところで進路に一瞬戸惑ったが、国道1号の高架脇の歩道から国道1号の歩道に出て、県道413号の磐田側に入るのが正解らしい。逆方向の場合、歩行者・自転車通行不可のバイパスがドデーンと横たわっているため、1km以上の間、北側に渡れる場所が無く県道413号線を通って三ヶ野橋まで行くことすら出来ない。浜松国道事務所の典型的悪設計である。
東海道五十七次徒歩の旅で見た鈴ヶ森刑場跡を通り、加茂川交差点で左折。ここまで旧国道1号を走ってきたが、ここからしばらくショートカットすることになる。旧国道1号、県道413号線はこの先登りなので、ここで離脱出来るのは嬉しい。
旧東海道を走り、商工会議所前交差点で右折、1つ目の信号を左折し、すずかけの道に入る。線路手前で県道259号線へ。このまま県道259号線で掛塚橋へ向かうことになる。東海道本線の踏切を渡ることになるが引っかからず。
踏切を渡って少し行ったセブンイレブン磐田天竜店で休憩。10時08分着。かなり暑いがいい調子で来ている。10時19分、走行再開。
このコンビニを出ると、周りには田園風景が広がる。とたんに風の影響を受けることになる。5m/sを越える風が南西から、つまり真向かいから吹くことになる。
国道150号掛塚橋で天竜川を渡る。掛塚橋は太平洋岸自転車道を兼ねているため渡ったことがある橋。今回は自転車道を行かず、県道316号に入る。国道1号まで、わずか2.3kmだが、市街地でいつ左側からクルマが出てくるか分からない道だったので、ものすごく長く感じる。
大柳交差点から国道1号浜松バイパスへ。今度は広いバイパスの路肩を走ることになる。クルマの流れは速く、路肩は走りにくいという極悪浜松国道事務所設計の道。なるべく早く抜けたいので飛ばす。かなり飛ばしているつもりだが、なかなか中央分離帯にあるキロポストが増えない感じ。
実際にはバイパスに入って20分弱で休憩地点、ローソン浜松米津店に到着。11時16分到着。予定ではここで昼食だったが、計画より50分早着しているので昼食はもう一つ先の休憩地点にすることにする。11時22分出発。
11時34分、国道1号浜松バイパス終点篠原交差点を通過。ここで自転車は国道1号から剥がされ、国道301号に入る。クルマが減るととたんに向かい風を感じるようになる。後から調べると風速は6m/sを越えている。遠州の西風はある程度覚悟の上。なかなか時速20km/hに達さない状態で舞坂に向かう。
東海道五十七次徒歩の旅で見覚えのある舞坂宿の景色が過ぎたと思ったら弁天島。このあたりは徒歩でも歩いたが、中浜名橋、西浜名橋とも、歩行者は通行止。北側に歩行者専用の橋がある。自転車は国道の橋を走ることになるが、何故か車道を逆走してくる歩行者がいる。
新居町駅の先の栄町交差点を左折。県道417号が旧国道1号。そのまま直進すると大倉戸インターチェンジ入口交差点から国道42号に名前が変わる。全て旧国道1号なのに、自転車通行不可の浜名バイパス、潮見バイパスが出来たせいで訳分からなくなっている。
12時22分、セブンイレブン湖西白須賀南店到着。難所、潮見坂の手前、最後の休憩地点である。おにぎりその他で昼食を済ませて12時39分出発。
750mほど行くと激しい登り坂になる。近くの旧東海道にも潮見坂下という場所があり、ここから急な登りとなっている。これもギアを一番軽い段に入れると登れるから不思議。登りはきついが標高差は65mほどしかない坂である。道路が国道42号から県道173号線と名前を変えるとあとは下り。旧東海道と合流し、境橋という橋で境川を渡ると愛知県。一里山東交差点を右折して国道1号に入る。もう浜松県は終わり、あとは普通に国道1号を走ることが出来る。
豊橋市街地に向けてフルスピードで坂を下っていく。東海道五十七次徒歩の旅で歩いたときには冬でトイレが近く、この下り坂が無限に続くように感じたのを思い出す。東海道新幹線、東海道本線をオーバークロスし、懐かしい飯村の一里塚の脇で旧東海道に合流。
13時38分、ファミリーマート豊橋東三ノ輪店到着。計画より1時間18分早い。これなら途中、自転車店で変速の点検をしても日没までに宿に着けると判断し、以前お世話になった御油の自転車店に点検可能かどうか電話で確認する。1ヶ月前に小径車のパンクでお世話になった店だが、さすがに向こうは覚えていなかったが、点検は可能とのこと。今、豊橋市街地なので1時間ほどで行くと伝える。この電話のために止まったような感じで13時43分出発。
西八町交差点 大学時代の自分を越えた
東八町交差点から西八町町交差点は国道1号で唯一路面電車が走っている区間。そして豊橋は、大学卒業のとき、静岡から名古屋まで一日で走ろうとしたものの、気力が尽きて諦めたところ。西八町交差点を右折した時点で、大学時代の自分を越えた気がする。
吉田大橋を渡ると普通の街中の二車線道路といった感じになる。信号が多く、走っては止まる感じ。名鉄名古屋本線をオーバークロスするとそのまま並走する感じとなり、国府駅の次が御油駅。御油駅前でいったん国道1号を離れ、連絡しておいた自転車店にピットインする。14時40分到着。結果的に1時間ほどと言ってほぼ1時間で到着した。
顔を見たら思い出してくださったようですぐに点検に入る。結果は「全く調整に問題はありません。」とのこと。ギアチェンジの際にはどうしても一瞬チェーンが浮くのでたまたま外れたのでしょうと。藤枝からここまで、ギアチェンジを控えて来たが、気にしなくて良さそうだ。小田原の自転車店に半年近く預けてリニューアル、調整して貰っていたのだが、結果的に非常にいい仕事をしてくれたことが証明される。
前回お世話になった後の話を少しして出発。「愛知はどこも運転が荒いですから気をつけてください。」とのこと。運転がデタラメなのは名古屋だけではなくて三河も同じらしい。14時53分、自転車店を出発。少々話をしてこの時間だから本当に瞬足の点検、以前、お世話になったときに「ゴールデンウィークに東京〜大阪を三日間で走りたい」と言っていたのを覚えていて配慮してくれたのだ。
国道1号に戻り、15時16分、ファミリーマート音羽赤坂店で休憩。もはや先ほどの自転車店で休憩したようなものなのでほぼトイレだけ休憩。15時20分には出発。
ここから本宿までは登り。事実、並走する名鉄名古屋本線にとってはかなりの登りだが、鉄道でも登れる程度の登りなら、この自転車ならギアを一番軽い段に入れなくても登れる。
名鉄の舞木検査場を右に見るあたりは東海道五十七次徒歩の旅でも歩いたところ。その先で名鉄名古屋本線をオーバークロスし、道の駅藤川を通過。
この辺りから明らかにクルマの運転がデタラメなのに気付いた。特に怖いのがウィンカーを出さずに左折して来ること。こんなクルマは他の地域で見たことがない。一般に名古屋走りというが、まだ三河国。五年間国税を納めなかった会社の本社にだんだん近づいている。もしかすると名古屋ではなく、この会社の本社に近づくほど、遵法精神が無くなるのかもしれない。
これにも慣れて、右側から右後方にクルマが無いタイミングで交差点に進入し、反対車線からの右折車に注意して渡るという手法を採ることにする。地域や道路の状況に合わせて運転する技術も必要だ。
夕刻で岡崎市街地も渋滞している。岡崎公園では駐車場に出入りするクルマも要注意。五年間国税を納めなかった会社の本社近くではクルマの運転デタラメ前提で進む。東海道五十七次徒歩の旅で渡った矢作橋の出合乃像も懐かしい。矢作橋の上で豊臣秀吉と蜂須賀小六が出会ったということで作られた像だが、矢作橋がかけられたのは関ヶ原の合戦以降の慶長6年。ツッコミどころ満載の像。
16時29分、本日最後の休憩地点、ファミリーマート矢作小河原店に到着。まだ日没まで2時間以上あるが本日の残り距離は15kmほど。日没前の到着は間違いない。ゆっくり休んで飲料補給をして16時42分に出発。
今日のゴールが近いのでとにかく気を抜かないように運転に集中。知立市から刈谷市に入る。途中、何カ所か旧東海道と重複した区間があったはずだがあまり印象には残っていない。刈谷の一里塚は通ったかなという感じだが。
豊明市に入ってすぐ、国道23号豊明ICへの分岐点は誤ったルートを採らないように注意。ここをクリアすれば本日はほぼ終了。17時33分、池下交差点到着。交差点直前でお出迎えの知人。昨日のお出迎えが行き違いに終わったため、今回の行程で唯一のお出迎えとなった。日没まで1時間以上残してのゴール。
本日の宿は右側車線にあるので、池下交差点からは知人とともに徒歩でホテルへ。こちらもあらかじめ自転車で行くと伝えていたので、しっかりと自転車を停める場所に案内してくれた。早く着いたのでチェックインした後、しばらく知人とお話しし、補給食の寄付を受けてから部屋へ。手早くシャワー、洗濯をしていただいた補給食を夕食として寝る。

3日目 R5/05/05

豊明→大阪 3時半起床、いただいた補給食で朝食を済ませ、宿のポットで作ったお茶をペットボトルに満たして出発。
池下交差点を4時24分出発。早朝でクルマもあまりおらず走りやすい。中京競馬場前を通ったはずだが早朝で気付かず。桶狭間古戦場伝説地の案内は気付いたが。そういえば大学卒業時に走ったときには寄ったなと思い出す。
間もなく名古屋市に入る。頭上に名古屋高速が現れるとそろそろ国道1号とお別れ。曲がる地点ではGPSからアラームが鳴るはずだが、GPSが左折を示している本地通1丁目交差点まで来てもアラームは鳴らない。が、GPSは左折を示している。近接アラームの設定を忘れたのかと思いGPSをチェックしてみるが設定に問題無い。考えているだけ時間の無駄なので左折し弦月宝生線へ。
国道1号から左折すると東海道新幹線と東海道本線をオーバークロスするはずだったが、何故かアンダークロス…ここでアラームを設定したのは1つ先の前浜通交差点だったことに気付いた。まあ、交差点1つ違っても東海道新幹線と東海道本線を越えられれば問題無いので走り続けることにする。このあたりで夜明け。
セブンイレブン名古屋弥次ヱ町店の前を左折。名古屋市総合体育館を抜けロジクロス名古屋笠寺に突き当たったところで左折。市街地の何の変哲もない小道を大阪に向けて走っているというギャップが面白い。路肩に東海エリア、関西エリアにしかないチェリオの自販機を見つけ、お茶とスポーツドリンクを購入。商品がほぼ全て100円なので徒歩・自転車の強い味方だ。高校時代も毎日のように飲んだ記憶がある。関東に無いのが残念。
国道247号線に入り、歩道で道徳橋を渡り、道徳橋北交差点を左折し、山崎川右岸線へ。細い一方通行の道で、地元の人が体操していたりする。挨拶しながら先を急ぐ。
一本北の国道23号側道に移り、そのまま国道23号に合流。港新橋は歩道橋から歩道へ。今日のコース唯一の押し歩き区間。この上流が七里の渡しにあたる。
築地口ICでいったん国道23号を剥がされ、県道227号線へ。この辺りも事前にルートを調べておかないと国道23号から離れていくので不安になる。
やがて前方にカインズ名古屋みなと店が見えてきた。実はここは来たことがある。いつだったか記憶に無いがラーメン横綱が食べたくなって、あおなみ線で稲永駅まで来て、国道23号沿いのラーメン横綱港店まで折りたたみ自転車で行ったのだ。あのときのルートを通れば国道23号に戻れると分かると安心感もある。
稲永駅の先で右折し、国道23号の下で左折して国道23号側道に入る。ここから先は国道23号を走ることになる。すぐに本線に合流し、ラーメン横綱が見えてくるのも既知。今日はまだ開店していないが、このラーメン横綱、大学卒業の際の自転車旅行で、豊橋で気力が尽きた後、知人のクルマで連れて行ってもらったのが(この店舗ではないが)ラーメン横綱。私の東海道走破とも縁が深い店である。
5時55分、ファミリーマート名四飛島店到着。すでに計画より26分早い。おにぎりで朝食を済ませ、6時08分出発。この先20km以上、バイパス道路である国道23号を走るかと思うと気が重い。とはいえ、国道1号より距離が短いのと、市街地ではないので脇からクルマが飛び出してくる心配があまり無いのが利点である。幸いなのは東風で追い風であること。まだまだ名古屋が近いので嫌がらせのように幅寄せしてくるクルマがある。見るとほぼ名古屋ナンバー。
木曽川が県境かと思いきや、県境は木曽川の少し手前の鍋田川。続いて木曽川、揖斐川を渡る。その先の和泉ICは本線を行かないと渡れないという自転車イジメのインターだが、早朝でクルマが少ないので難なくクリア。合流地点の信号が本線と側道と別々にあったのも幸いした。
左前方には煙突が何本も見え、いかにも四日市という景色になってくる。朝明川を渡り、川越町から四日市市に入ると、いかにも港湾という景色になってきた。四日市市街地を抜けた昌栄町交差点で国道23号から剥がされる。一本東の県道6号沿いにあるのが次の休憩地点、ローソン四日市昌栄町店。7時18分到着。
休憩していると私の自転車より軽そうなスポーツ車が止まっている。「どこ行かれるんですか?」と聞くと「今から出勤なんで昼食買いに来ただけです。」とのこと。ゴールデンウィークだし立派な自転車だし、てっきりロングライドかと思った。7時28分出発。
関西本線を踏み切りで渡り、細い路地を国道1号に向かって走る。前をサカイ引越センターのトラックが走っているが所属が四日市支社。遠くまで来たんだなと感じる。
新正二丁目交差点から国道1号に入る。近鉄名古屋線をくぐって走ると追分交差点の手前で一瞬旧東海道と合流。少し行くと大治田一丁目交差点で国道25号線と合流し右折。この交差点を右折したところが国道1号線400km地点。自転車でここまで走ってくるのは4回目、4回とも東京日本橋から走ってきている。ここからは鈴鹿バイパス。最初に走ったときは雨天・日没後だったが普通に走れたくらい楽な道。五年間国税を納めなかった会社の本社からも離れ、クルマの運転も正常化している。
東海道五十七次徒歩の旅で渡った内部橋を過ぎると、杖衝坂の脇の登り坂。国道1号に沿った東海道を歩いているのでこのあたりに山があるなというのも手に取るように分かる。その先の国道1号沿いに采女一里塚跡標石があったはずだが、自転車ということと逆車線ということで見つけられず。石薬師の先で関西本線をオーバークロスし南側へ。加佐登を過ぎ、庄野宿に入っていく。
次の休憩予定はファミリーマート鈴鹿庄野町店なのだが、これは国道の右側にある。基本、道路の左側の店を休憩地点に選んでいるのだが、コンビニ希薄地帯はやむを得ず右側の店も選んでいる。それはいいのだがここは中央分離帯もあるバイパスで右折進入出来ない。国道を渡れるのは200m以上行った汲川原町交差点。休憩のために戻るべきか悩んだが、コンビニ希薄地帯ということも鑑み、戻ることを決断。かなり暑くなっており、飲料補給は必須だ。
8時31分到着。運が悪いことに高校生くらいのガキの集団が現れ、レジに並んだため、なかなかレジが進まない。休憩が終わって出発したのは8時44分。渡るための信号待ち、戻る時間も考えると20分以上浪費してしまった。それでも計画より55分早い。
再び関西本線をオーバークロスして北側に出て、井田川駅を過ぎると亀山バイパスとの分岐。亀山バイパスは路肩が狭く時間短縮効果は少ないので、旧国道1号である県道28号に入る。関西本線に沿って亀山市街地に入り、亀山郵便局、亀山第一ホテルが見えてくる商工会議所前交差点で道は県道565号と名前を変える。亀山駅前を通って関西本線と並走する。列車が走っていくが亀山駅を過ぎているので電車ではなくディーゼルカー。すでに線路の上から架線は消えている。亀山駅から大阪までは国道1号、国道25号経由とも1日で大阪まで走った経験はある。まだ9時台だし今回は更に距離が短いルートを通るので完走が見えてきたというところだろう。残り100kmほど。
太岡寺町交差点で国道1号線に戻る。ホテルルートインを過ぎ、名阪国道の亀山インターを過ぎると旧東海道と合流。間もなく関宿のエリアに入る。JR関駅前に到着。徒歩、列車、自転車で訪れた駅。観光案内所を覗いたが、以前来たときの方では無かったようだ。
その先の道の駅関宿で休憩。9時41分到着。伊賀越え前最後の補給地点である。道の駅きっぷを買ったら日付が「-5.-5.-5」だった。塩分が欲しいが胃腸も参っており、名物とんてきやみそ焼うどんは受け付けそうに無い。おいしそうなものはいっぱいあるのだが、食べ切れそうにないので伊賀牛コロッケだけ買う。
自転車の隣に停めていたバイクの方は、元自転車乗りだそうで。大阪まで行くというと、もうあと少しだねと。それが自転車乗りの感覚。この方はこの後、伊良湖岬からフェリーに乗るらしい。スマホで出発する前に出した宅急便が大阪駅前のセンターに到着していることを確認してから10時09分出発。
旧東海道と合流する東海道関宿西交差点で左折。国道1号と別れ、国道25号に入る。最初は鈴鹿川に沿った下りだがすぐに登りとなり、加太川に沿って登っていく。並行して無料の名阪国道があるため、クルマはそっちへ行き空いているかと思いきや、向かいからは次々とクルマが来る。どこから来るのか不思議。クルマが来るのは前からばかりで後ろからはほとんどクルマが来ないのもまた不思議。対岸には関西本線、2両編成のディーゼルカーが走って行く。
加太駅を過ぎた板屋交差点で左折側が国道25号。ただし案内は何も無い。これが国道25号非名阪の難易度の高いところで、地図、GPS無しにトレースするのはほぼ不可能である。板屋交差点を過ぎると国道25号は住宅街の路地という感じになる。ひっきりなしに来ていた向かい側からのクルマは来なくなる。何だったのだろう。大和街道架道橋で関西本線をくぐるといよいよ人家も無くなる。登り坂が続いているが、裾野や金谷のようにきつい坂ではない。その先は採石場。発破時刻の予告が出ていたりする。平日だとダンプが行き交っているのだろうが、今日は静かだ。最初に通ったときには路面がもっと荒れていた記憶があるが、今はそうでもない。
採石場を過ぎると道も狭くなり、峠越えの山道となる。酷道の峠越えによくある景色。目前の山がどんどん近くなると終わりが近いことを感じる。かなり暑いが山の影になる場所では涼しい。やがて「伊賀市」という標識が出てくると道が広くなり、センターラインが現れる。が、まだ登りは続く。市境から500mほど行ったところが本日の最高地点。あとは一気に下る。
関西本線をアンダークロスするところで道はまた狭くなる。鴉山池の脇を関西本線と並んで下り、名阪国道と並んで伊賀ICへ。名阪国道に入る直前を右折するのが国道25号。一応標識がある。道の駅いががあるが、入口は名阪国道に繋がっているため入れない。柘植の街に向かって下り、最初に右手側に現れたコンビニが休憩地点ローソン伊賀野村店。11時29分着。本来であればここが昼食予定地点だが、今日も予定より先行しているので次の休憩地点に持ち越すことにする。11時41分出発。
新堂、佐那具とゆるい下りが続く。市街地の景色を見せてきた印代交差点で国道25号は左折するが、今日は直進。以前は国道25号を行ったので、ここから大阪方面は未走行区間となる。
大阪に向かう自転車同士撮影
新服部橋に向かって登っているときに自転車に抜かされる。橋を渡って少し行くと先ほどの自転車が止まっている。「大丈夫ですか?」と声をかける。「写真を撮っているだけです。」とのこと。そこから話が始まり聞くと、なんとこの方も東京から走ってきたとのこと。初日が沼津、2日目が岡崎に泊まったというから私より速い。2台の自転車を並べて記念撮影して、私が先行して出発させていただく。しかし次の新長田橋の登りであっさり抜かれる。見ているとこの方、私の次の休憩地点のミニストップ上野長田店には入らずに走り去っていった。
島ヶ原付近を走行(ライブカメラ映像)
12時36分、ミニストップ上野長田店着。ここで昼食。おにぎりを購入して食べ、12時52分出発。道は急に山道となるが、今の自転車では苦にならない。一気に登るのではなく、登り下りが繰り返される。GPSを見ると標高の極大地点にマークが入っていることに気がついた。あとどれくらいで最高地点かが分かって気持ち的には楽だ。関西本線を乗り越える部分が最後の峠。そのまま下り、関西本線月ヶ瀬口駅が見えてきた13時29分、道の駅お茶の京都みなみやましろ村到着。京都と名前が付いているとおり京都府に入っているが、県境にカントリーサインは無かった。
道の駅お茶の京都みなみやましろ村
道の駅きっぷを購入するが、日付は「2003.-5.-5」、つまらない。道の駅はとにかく混んでいた。しかも暑い。人がたくさんいる中、あまり自転車を離れたくない。ふと見るとテントで鹿すじぽん酢を売っていた。500円、これが美味い。疲れた体にポン酢と柚子の酸味が効く。もう一つと言うと「もう一杯分は無いんですよ…。」と言うが「よければ残りを300円で売ります。」とのこと。お代わりにはちょうど良い量を300円で購入出来てラッキー。売りと思われる「むらちゃ」で飲料補給して13時59分出発。
ここから大河原駅までは実は走ったことのある区間。結構な山を一つ越える必要があるのも分かっている。ギアを落として着実に登る。北大河原の押原バス停付近がピークでそこから下り。国道163号北大河原バイパスは自転車通行不可なので旧道へ。関西本線をくぐり、町役場、郵便局を通り過ぎると大河原駅。ここからまた未走区間。もう一度関西本線をくぐり少し登ると再び国道163号に合流。木津川に沿って下っていく。笠置トンネルをくぐると笠置橋が見えてくる。向こう岸にはキャンプ場が見えるが連休なので人でいっぱい。
14時40分休憩地点のローソン笠置切山店到着。とにかく暑くてお茶を飲んでも喉の渇きが収まらない。塩飴も効かない。塩分不足だなと思い、飲料にスポーツ飲料を追加。14時49分出発。路肩は狭い上、カーブが多く、交通量も多い。ここまで来て事故を起こしては元も子もないので慎重に走る。左手に「和束町」の表示。和束町は鉄道が通っておらず、山の中のイメージがあったが、2kmほどだけ木津川に接しているのである。この区間、国道163号は木津川の右岸、関西本線は左岸を走っているので、確かに和束町に鉄道は通っていないのである。
湾漂山トンネルを抜けると加茂の街に入る。関西本線も加茂からは電化されており、大阪までの直通列車もある。いよいよ大阪が近づいた感じ。海住山寺口交差点で県道44号奈良加茂線の奈良方面に行きそうになる。正面の国道163号が登り坂、県道44号が下り坂なので、もう登りたくないと無意識に感じたのか。幸い登りはほんの少しですぐ下りに入る。そこでついに「大阪40km」の青看が…。「厚木51km」の青看からひたすら次の都市、次の都市を目指して走ってきて、ついに最終ゴールの地名が現れた。あとわずかに40km。
木津川と山に挟まれた路肩の狭い道路を少し走るとやがて左手に木津川橋が見えてくる。木津川橋から西木津駅付近まではルート確認のために一度走った区間。奈良線をくぐり上狛四丁町交差点で左折し国道24号に合流、泉大橋で木津川を渡り、15時31分、木津交差点近くのファミリーマート木津駅前店へ。人口の多いところへ来たからか、スポーツ自転車が2台も止まっている。とにかく塩分が欲しくて梅干しをまるごと1粒食べる。コンビニで売っているのは塩分控えめの調味梅干なので大したことは無い。
15時38分出発。何故か国道163号は木津交差点から南をぐるっと迂回する形になっているので、ここからは細い道をショートカット。市街地で飛び出しが怖いのでゆっくり通過。西木津駅近くの川ノ尻交差点で国道163号に復帰。ここまでが試走済区間。再び未走区間に入る。近鉄京都線をオーバークロスし、京奈和自動車道の山田川ICを過ぎると登り坂になる。精華町乾谷で新しい道路が出来ており、予定より少しだけショートカット。自転車乗りの女性に抜かされる。奈良県生駒市に入る。学園登美ヶ丘駅が近く、少しだけニュータウンの景色になる。
だんだん登りがきつくなり、高山大橋交差点の向こう側には絶望的な登りになっている。自転車のじいさんが登り切れずに、少し進んでは休み、少し進んでは休みしている。こちらはギアを一番軽い段に入れ、必死に登る。カーブを曲がったところでじいさんを追い抜いた。その先すぐにピークがあり、いったん下る。
16時34分、ファミリーマート生駒西白庭台店到着。清滝峠前の最後の休憩地点である。飲料を補給して出発。清滝峠に向けてもう一度登りがあるが、それもあと3kmちょっと。16時48分出発。
登らないうちに「大阪府四條畷市」のカントリーサイン。16時49分、ついに最後の大阪府に入る。そこからが激しい登り。下田原ランプで自転車乗りに抜かれる。「明日は雨予報ですから早めに行った方がいいですよ。」と言われるが、今日中に大阪に着けるので問題無い。3日間、天気が持ったのはラッキー。自転車は下田原ランプから真っ直ぐ清滝トンネルに向かわせて貰えず、いったんトンネルの上を通ってトンネル入口に行かねばならないのが意地悪なところ。ギアを一番軽い段に入れ、ギリギリ登る。先ほどの高山と清滝峠の、この最後の2つの登りが一番きつい気がする。清滝第一トンネルの上を越えるあたりが後半の最高地点。
見よ!あれが大阪の灯だ!
国道163号の左手から歩道に入り、清滝第一トンネルへ。トンネル内からは下り。トンネルを出るとまた国道163号は自転車通行不可になるので、旧道や側道を通って下る。側道を下っていくと、はるか向こうに大阪のビル群が見える。東京から走ってきてこれが見えた瞬間、「見よ!あれが大阪の灯だ!」と言いたくなる。
中野ランプ南交差点へ。ここから抜け道のような歩道を通って東中野交差点で国道163号に合流。山越えは終わり、あとは市街地の走行。ここから片町線を越え、西中野交差点までは国道170号と重複区間なのでこの自転車も走ったことがある。いよいよ大阪で走ったことがある区間とも繋がった。
蔀屋交差点で自転車のおじさんに「寝屋川市はどっちに行ったらいいですかね?」と道を聞かれる。この辺りの人間では無いし、昔大阪に住んでいたと行っても和泉の人間なので、河内のことは分からない。「じゃああっち行ってみるか。」とおじさんは消える。500mほど走ると寝屋川市に入るが、さらに500mほどで門真市へ。門真市はこの自転車初走行。国道1号をくぐるがこれは1号を名乗っているだけで第二京阪道路という有料道路。門真南駅付近で終わっており、両端は国道1号には繋がっていない。
17時40分、最後の休憩地点、ローソン門真南野口店に到着。調味梅干を食べ、飲料補給。日没まであと1時間ちょっと、残り距離は12.4km。1日目、2日目は日没までにゴール出来たが今日は市街地を走ることを考えると日没までにゴール出来るか微妙なところ。17時51分、最後の区間に向けて出発。
路肩のキロポストがどんどん減っていく。守口市に入り、鶴見緑地の北西をかすめたところで大阪市に入る。目の前に大阪シティバス(元大阪市営バス)がいて、ゴールが近いことを感じる。京阪本線の下をくぐり、関目五丁目交差点で左折。国道1号との重複区間に入る。走ったことのある道路に入り、もうゴールへの凱旋区間のようなもの。もう一度京阪本線をくぐり、蒲生四丁目交差点で右折。日没はまだだが、かなり暗く感じるのでライトを点灯する。おおさか東線、京阪本線をくぐり京橋駅前へ。東急田園都市線と並走しながらスタートした旅もそろそろ終わり。大阪環状線をくぐるといよいよ大阪中心部。
信号待ちしていると信号無視の自転車に抜かれて、大阪に来たなと感じる。名古屋ではクルマの運転が無茶苦茶だったが、大阪では歩行者・自転車が無茶苦茶なので、クルマはかなり慎重に運転してくれる。桜宮橋を渡り、自転車、歩行者に注意しながら南森町、堀川橋、西天満と進む。
梅田新道道路元標前にて
梅新東交差点を過ぎ、18時42分ちょうど、梅田新道交差点を通過。大阪市道路元標の前で記念撮影したいが、道路元標は逆車線なので、国道2号に入った梅新西交差点まで行き、横断歩道を通って折り返し、大阪市道路元標へ。ふたを開けてみればギリギリ日没前に到着。撮影が終わると辺りは一気に暗くなった。
[戻る]