[掲示板: みかかの鉄人掲示板 -- 時刻: 2024/11/22(12:30)]
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773. アメリカでも業界団体は反対(Re: アメリカは一歩先へ進んでいるようです)(Re: 携帯電話の番号ポータビリティに関する研究会発足へ)
ユーザ名: 後藤@みか鉄 <ngoto#mikaka.org>
日時: 2003/11/21(00:13)
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"こまち1号"さんは[url:kb:759]で書きました:
こまち1号 ] >固定電話と携帯電話の間の移行に関する新規則は、大都市圏では11月24日に発効し、その他の地域に関しては来年5月24日から適用される。
こまち1号 ] 固定番号を携帯で使えるようになるらしいです。
アメリカでも業界団体は反対しているそうです。
11/19付ZDNNニュース速報より。
「米通信協会、ナンバーポータビリティ制度への移行中止を要求」
[url:http://www.zdnet.co.jp/news/0311/19/nebt_21.html]
一部を引用すると、「USTAと電話サービス提供会社のCenturyTelは、FCCに、20日までにこの制度の発効中止を決めるよう求めている。中止されなかった場合、連邦裁判所に介入を求めるという。」とのことです。(USTAは米国通信協会, FCCは連邦通信委員会の略称)。
こまち1号 ] ただ、料金体系の違いから、発信者への課金で問題が発生(アメリカでは基本的に無制限の市内通話にかけたつもりが、実際には携帯にかけており、高額の料金が発生)しそうな気がしますが、どのように解決しているのでしょう。知りたいところです。
アメリカの携帯電話は着信者にも課金するのが一般的だと聞いています。このことから、携帯電話の契約者に着信する毎に本来の通話料金との差額を負担させる料金体系が想像できますが、実際にどうなのかは調べていないのでわかりません。
参考にしたページ: アメリカの携帯電話料金事情
[url:http://www.glb-c.net/gloco04.html]
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777. アメリカにおける携帯料金について(Re: 携帯電話の番号ポータビリティに関する研究会発足へ)
ユーザ名: 高松@茨城 <yasu-tak#da2.so-net.ne.jp>
日時: 2003/11/23(11:44)
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"後藤@みか鉄"さんは[url:kb:773]で書きました:
後藤@みか鉄 ] アメリカの携帯電話は着信者にも課金するのが一般的だと聞いています。このことから、携帯電話の契約者に着信する毎に本来の通話料金との差額を負担させる料金体系が想像できますが、実際にどうなのかは調べていないのでわかりません。
後藤@みか鉄 ] 参考にしたページ: アメリカの携帯電話料金事情
後藤@みか鉄 ] [url:http://www.glb-c.net/gloco04.html]
確かに、アメリカ(あるいは日本国外全般?)の携帯電話の料金体系では、日本と違って着信側にも課金されるようです。
このためかどうかはわかりませんが、au携帯の国際ローミングでは外国での着信料1分180円、ボーダーフォンの国際ローミングでは外国での着信料1分70円〜240円と、非常に高額(ダイヤルQ2の最高ランクに近い)な料金が設定されています。
[url:http://www.au.kddi.com/kaigai/ryokin.html]
[url:http://www.vodafone.jp/japanese/service/vgs/pricelist/roming.html]
このような、着信側に高額な負担を強いる料金体系であれば、間違い電話が多くかかってくる状況では、電話の受ける側が大変な金銭的損失を被ります。
ちなみに DDIポケットの台湾でのローミングでは、ローミング基本料1日あたり100円(最高一月で1000円まで)、日本国内の070番号で着信があった場合のみ1分200円(オフにすることも可能)、専用ローミング電話番号(台湾の番号)では着信料なしです。
[url:http://www.ddipocket.co.jp/p_s/service/roaming/charge.html]
さらに調査が必要と思いますが、呼び出し音がする前に「おかけになった電話は携帯電話です」といった、発信者に通話するかの選択権を持たせるような、注意喚起のガイダンスが流れることも考えられましょう。
本題の番号ポータビリティについてですが、手始めというか、実験として、事業の中止が始まったアステルの番号をDDIポケットやNTTドコモPHS(場合によってはアステル加入者が希望する各社携帯)へに移すというのはどうなんでしょう。
現に九州が20日で事業を中止しましたし、北海道と北陸が事業中止を表明しています。
このような既に事業中止が決まっているグループの番号を希望する他社に移すのであれば、反対理由になっている営業的な面の問題はないと思いますが。
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778. Re: アメリカにおける携帯料金について(Re: 携帯電話の番号ポータビリティに関する研究会発足へ)
ユーザ名: 巣田祐二 <slab#mars.dti.ne.jp>
日時: 2003/11/23(13:36)
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"高松@茨城"さんは[url:kb:777]で書きました:
高松@茨城 ] 確かに、アメリカ(あるいは日本国外全般?)の携帯電話の料金体系では、日本と違って着信側にも課金されるようです。
高松@茨城 ] このためかどうかはわかりませんが、au携帯の国際ローミングでは外国での着信料1分180円、ボーダーフォンの国際ローミングでは外国での着信料1分70円〜240円と、非常に高額(ダイヤルQ2の最高ランクに近い)な料金が設定されています。
補足しますと、NTTドコモにもWORLD WING/WORLD WARKERの2種類国際ローミングサービスがありますが、いずれの場合でも北米は125円〜200円の着信料金が設定されています。
[url:http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/world/worldwing/area/pop_usa.html]
着信課金料金ですが、WORLD WINGで100円を超えるのは北米だけで、他の国は0円かもしくは100円未満、WORLD WARKERでは北米以外無料に設定されていることからすると、やはり北米地域は着信課金が当たり前&高めの水準であるといえるでしょう。
WORLD WING
[url:http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/world/worldwing/area/index.html?did=]
WORLD WALKER
[url:http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/world/worldwalker/area/charge.html]
この表を見ていて面白かったのが、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーなどで、NTTドコモもVodafone(Japan)もVodafoneの現地法人とローミングしているのにもかかわらず、NTTドコモは着信課金ゼロ、Vodafoneは着信課金が1分80円かかるということですね。
発信は確かにVodafoneのほうがわずかに安いものの、着信に関しては他グループのNTTドコモが無料なのに、グループ同士であるはずのVodafone(Japan)は料金がかかるという……。
高松@茨城 ] さらに調査が必要と思いますが、呼び出し音がする前に「おかけになった電話は携帯電話です」といった、発信者に通話するかの選択権を持たせるような、注意喚起のガイダンスが流れることも考えられましょう。
むしろ、ダイヤルQのように「1分**円の通話料がかかります」といったガイダンスのほうが望ましいと考えます。コスト、技術面で実現できるものかどうかはわかりませんが、ユーザとしては非常にありがたいのではないかなと。
# くどいようですが私が考える理想的な姿であって実現可能かは別問題です。
高松@茨城 ] 本題の番号ポータビリティについてですが、手始めというか、実験として、事業の中止が始まったアステルの番号をDDIポケットやNTTドコモPHS(場合によってはアステル加入者が希望する各社携帯)へに移すというのはどうなんでしょう。
番号帯ごと1社に移すのならば問題ないでしょうが、個別に「この番号はDDI-P、この番号はNTTドコモ」とするのは難しい話です。交換機は番号帯で判断しますから、個別に事業者をかえるとなると、ここでそれなりの費用が発生します。誰が払うのか、いくらかかるのか、を考えるとかなり厳しいと思われますが、いかがなものでしょうか。
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783. Re: アメリカにおける携帯料金について(Re: 携帯電話の番号ポータビリティに関する研究会発足へ)
ユーザ名: 高松@茨城 <yasu-tak#da2.so-net.ne.jp>
日時: 2003/11/24(14:46)
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"巣田祐二"さんは[url:kb:778]で書きました:
巣田祐二 ] この表を見ていて面白かったのが、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーなどで、NTTドコモもVodafone(Japan)もVodafoneの現地法人とローミングしているのにもかかわらず、NTTドコモは着信課金ゼロ、Vodafoneは着信課金が1分80円かかるということですね。
巣田祐二 ] 発信は確かにVodafoneのほうがわずかに安いものの、着信に関しては他グループのNTTドコモが無料なのに、グループ同士であるはずのVodafone(Japan)は料金がかかるという……。
ドコモの国際ローミングについては詳細を存じませんが、確かGSM式の携帯端末をレンタルする方式と記憶しています。
日本で使える端末を国際ローミング可能なauやボーダーフォンと異なるのは、日本では使えない端末で、ローミング専用番号を持つために、外←→外のローミングになるためではないかと思います。
論拠になるか不明ですが、DDIポケットの台湾でのローミングについて、専用番号に着信した場合は着信料がかからないことから考えると、日本の携帯を持ち込んだ場合は、一度、日本からの国際電話という扱いになり、料金が加算されるためではないでしょうか。
巣田祐二 ] むしろ、ダイヤルQのように「1分**円の通話料がかかります」といったガイダンスのほうが望ましいと考えます。コスト、技術面で実現できるものかどうかはわかりませんが、ユーザとしては非常にありがたいのではないかなと。
いずれにしても、発信者に選択権を持たせるやり方ですね。
巣田祐二 ] 番号帯ごと1社に移すのならば問題ないでしょうが、個別に「この番号はDDI-P、この番号はNTTドコモ」とするのは難しい話です。交換機は番号帯で判断しますから、個別に事業者をかえるとなると、ここでそれなりの費用が発生します。誰が払うのか、いくらかかるのか、を考えるとかなり厳しいと思われますが、いかがなものでしょうか。
無線系なら、財源としては、電波料が考えられます。
アステルの場合、PHS事業を停止するという、完全に事業者(キャリア)の都合によるものですから、事業が停止されるアステルPHS利用者の利便性を極力確保するという観点に立てば、キャリア(元は利用者の電話代)が支払っている電波料を当てるというのは、おかしくはないでしょう。
電話システムの内部設計の詳細はわかりませんが、現在、電話番号の割り当てのある事業者が多数存在し、フリーダイヤル番号やCATV電話では、他社への番号ポータビリティが既に行われていますので、各社の交換機には、個別番号と対応したデータベースレコード(事業者コード、地区コード、課金単位など)を持っていると思います。
技術的には、このデータベースの修正を行えば、番号の移動は可能と考えますが。
いずれにしても、番号ポータビリティは避けて通れませんので、モデルケースとして、営業的な面での反対が発生しないアステル番号を他社へ移すということから始めるべきでしょう。
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784. Re: アメリカにおける携帯料金について(Re: 携帯電話の番号ポータビリティに関する研究会発足へ)
ユーザ名: 巣田祐二 <slab#mars.dti.ne.jp>
日時: 2003/11/24(16:55)
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"高松@茨城"さんは[url:kb:783]で書きました:
高松@茨城 ] ドコモの国際ローミングについては詳細を存じませんが、確かGSM式の携帯端末をレンタルする方式と記憶しています。
NTTドコモの場合、FOMA向けのWORLD WINGはチップローミング(GSM機をレンタルかもしくは自前で用意)、mova向けのWORLD WALKERは基本的にレンタル(バカ高いP601wkやN601wgを購入することも可能)です。
高松@茨城 ] 無線系なら、財源としては、電波料が考えられます。
高松@茨城 ] アステルの場合、PHS事業を停止するという、完全に事業者(キャリア)の都合によるものですから、事業が停止されるアステルPHS利用者の利便性を極力確保するという観点に立てば、キャリア(元は利用者の電話代)が支払っている電波料を当てるというのは、おかしくはないでしょう。
電波法を改正しない限りは無理ですが、特定の会社が営業終了するのを支援するために電波利用料を支出できるようにする、という改正は難しいのではないでしょうか。
行政側の都合で周波数を移動してもらうとか、営業を終了してもらうのであれば支出も当然といえますが、事業者の都合で行うことに支出するのはいかがなものかと思います。本来であれば事業者が負担すべき費用ですし。
電波利用料制度の目的
[url:http://www.tele.soumu.go.jp/j/fees/purpose/index.htm]
高松@茨城 ] 電話システムの内部設計の詳細はわかりませんが、現在、電話番号の割り当てのある事業者が多数存在し、フリーダイヤル番号やCATV電話では、他社への番号ポータビリティが既に行われていますので、各社の交換機には、個別番号と対応したデータベースレコード(事業者コード、地区コード、課金単位など)を持っていると思います。
いいえ、持っていません。
日本で行われている番号ポータビリティは、番号帯から、その番号が最初に割り当てられた事業者へ接続を試み、そこで移行先の番号を受け取って接続する方式ですから。
つまり、
・アステルがデータベースを保有し続ける
・NTT東西の交換機を改修して委託(膨大な料金がかかりそう)
・NTTドコモ、またはDDIポケットがデータベースを管理する
のいずれかしか選択肢がないわけです。
番号ポータビリティの概要
[url:http://www.ntt-east.co.jp/release/0101/010129_2.html]
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785. Re: アメリカにおける携帯料金について(Re: 携帯電話の番号ポータビリティに関する研究会発足へ)
ユーザ名: 高松@茨城 <yasu-tak#da2.so-net.ne.jp>
日時: 2003/11/26(00:36)
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手短にいきます。
巣田祐二 ] 電波利用料制度の目的
巣田祐二 ] [url:http://www.tele.soumu.go.jp/j/fees/purpose/index.htm]
(5)その他で対応できるはずです。
場合によっては、移動体番号を管理するための(2)総合無線局管理ファイルの作成及び管理の拡大解釈でも対応できると思います。
番号ポータビリティについては、どう見ても、先ほどの毎日の報道[url:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031126-00000067-mai-bus_all]
>斎藤座長は「各国みんなやってるのに、日本はそんな後進国なのか」
が正論であり、携帯であれば、電波料を上記解釈で財源に充てたらいいと思います>斎藤座長。
巣田祐二 ] つまり、
巣田祐二 ] ・アステルがデータベースを保有し続ける
巣田祐二 ] ・NTT東西の交換機を改修して委託(膨大な料金がかかりそう)
巣田祐二 ] ・NTTドコモ、またはDDIポケットがデータベースを管理する
巣田祐二 ] のいずれかしか選択肢がないわけです。
アステルは事業を停止するので、(2)のNTT東西の交換機改修と、(3)の残った事業者へのデータベースの譲渡でしょう。
固定がらみですと、東西のIP化に合わせて、ソフトを改修する方法が考えられます。あるいは、ENUM DNSを拡張したシステムにすることで全体を管理する方法は考えられましょう。
ただし、必ずしもトラフィックが東西を通るとは限りませんので、事業引継先の会社にデータベースを譲渡して、管理を引き継ぐ方法も行わないと。
教えていただいた日本式ポータビリティシステムは、最初の事業者が事業そのものを停止したらダメですね。明らかなシステムの欠陥で、全面的な改修が必要。場合によっては、既にしっかり稼働している他国のシステムの輸入も検討の余地あり。
通信自由化の始まった85年当時、新規参入電気通信事業者が10年弱で事業そのものを停止するという事態が考えられていなかったと思いますが、これは数年でダメになるようなアステルという事業グループに、事業免許を認可した国にも責任の一端はあります。
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786. 電波利用料と番号ポータビリティ(Re: アメリカにおける携帯料金について)
ユーザ名: 巣田祐二 <slab#mars.dti.ne.jp>
日時: 2003/11/26(01:31)
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"高松@茨城"さんは[url:kb:785]で書きました:
高松@茨城 ] (5)その他で対応できるはずです。
高松@茨城 ] 場合によっては、移動体番号を管理するための(2)総合無線局管理ファイルの作成及び管理の拡大解釈でも対応できると思います。
ところが、拡大解釈には限界があります。
電波法には、
第百三条の二
(1,2は略)
3 この条及び次条において「電波利用料」とは、次に掲げる事務その他の電波の適正な利用の確保に関し総務大臣が無線局全体の受益を直接の目的として行う事務の処理に要する費用(同条において「電波利用共益費用」という。)の財源に充てるために免許人が負担すべき金銭をいう。
一 電波の監視及び規正並びに不法に開設された無線局の探査
二 総合無線局管理ファイル(全無線局について第六条第一項及び第二項並びに第二十七条の三の書類並びに免許状に記載しなければならない事項その他の無線局の免許に関する事項を電子情報処理組織によつて記録するファイルをいう。)の作成及び管理
三 電波のより能率的な利用に資する技術を用いた無線設備について無線設備の技術基準を定めるために行う試験及びその結果の分析
四 特定周波数変更対策業務(第七十一条の三第九項の規定による指定周波数変更対策機関に対する交付金の交付を含む。)
とあります。
あくまでも「電波の適正な利用の確保に関し総務大臣が無線局全体の受益を直接の目的として行う事務の処理に要する費用(同条において「電波利用共益費用」という。)の財源に充てる」ことが明記されているのです。
番号の処理と電波利用はまったく別の問題である(番号ポータビリティが実現しようがするまいが、電波利用は変わらない)ため、法律を改正しない限りは不可能であると考えるのが妥当と考えます。
高松@茨城 ] 番号ポータビリティについては、どう見ても、先ほどの毎日の報道[url:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031126-00000067-mai-bus_all]
高松@茨城 ] >斎藤座長は「各国みんなやってるのに、日本はそんな後進国なのか」
高松@茨城 ] が正論であり、携帯であれば、電波料を上記解釈で財源に充てたらいいと思います>斎藤座長。
他国に右にならえをするのが先進国なのでしょうか?そもそも、「各国みんな」というのはあいまいすぎて、どこの国をさしているのかがわからないので話になりません。
「A国とB国が導入して、こういう状況になっている。日本でも同様のことが見込めるのでやるべきだ」という論法であればともかく、「各国がやっているのだから日本も」ってのは、いかにも「他と違ったらダメ、異質なものはダメ」といわんばかりで、主体性のない意見ですね。
また、「カネが掛かるからやりたくないというのは、消費者の利便性を無視した話」という話がありますが、営利企業が余計なカネを支出したくないというのは資本主義経済では当然の話です。学者の先生方は「国からカネが降りてくるのを使えばいいや」という感覚でいるのではないでしょうか?
あれは正論でも何でもなく、ただのパフォーマンスです。
中身がなさ過ぎて、とても論じているとは言えません。
# こういうアホな論法を正しいかのように報道するマスコミにも問題がありますが。
// // // [返信]
788. Re: 電波利用料と番号ポータビリティ(Re: アメリカにおける携帯料金について)
ユーザ名: Dポ <mitarai332#yahoo.co.jp>
日時: 2003/11/26(13:09)
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完全に脱線モードですが(w
"巣田祐二"さんは[url:kb:786]で書きました:
巣田祐二 ] 他国に右にならえをするのが先進国なのでしょうか?そもそも、「各国みんな」というのはあいまいすぎて、どこの国をさしているのかがわからないので話になりません。
少なくとも、某国の外圧には素直に従う某国(亡国)があるわけなんですが。。。(w
巣田祐二 ] 「A国とB国が導入して、こういう状況になっている。日本でも同様のことが見込めるのでやるべきだ」という論法であればともかく、「各国がやっているのだから日本も」ってのは、いかにも「他と違ったらダメ、異質なものはダメ」といわんばかりで、主体性のない意見ですね。
国内ではPDCと言う世界的に見ると異質な方式がまだまだ幅を効かせていますので、ポータビリティぐらい合わせてもいいんじゃないですか?
それに、島国文化論の話もありましたし。
巣田祐二 ] また、「カネが掛かるからやりたくないというのは、消費者の利便性を無視した話」という話がありますが、営利企業が余計なカネを支出したくないというのは資本主義経済では当然の話です。学者の先生方は「国からカネが降りてくるのを使えばいいや」という感覚でいるのではないでしょうか?
もっとも移動電話キャリアは資本だけでメシを食っているわけではなくて、公共財たる電波資源を預かって事業を営んでいるわけで、そう考えるとキャリアが自身の営利だけ考えていれば許されるのかと言うと、そうではないわけで。
(ここらへんの事情は放送事業者も同じ事ですね)
// // // [返信]
790. Re: 電波利用料と番号ポータビリティ(Re: アメリカにおける携帯料金について)
ユーザ名: 巣田祐二 <slab#mars.dti.ne.jp>
日時: 2003/11/26(22:53)
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あと少しで書きあがるところでブラウザ不正終了して消えてしまい、鬱な気分で再度キータイプ。
やや脱線しつつ修復を図ってみるテスト。
"Dポ"さんは[url:kb:788]で書きました:
Dポ ] 少なくとも、某国の外圧には素直に従う某国(亡国)があるわけなんですが。。。(w
フランスでカルト指定されている某宗教団体の直系政党が与党の国ですね(笑)
Dポ ] 国内ではPDCと言う世界的に見ると異質な方式がまだまだ幅を効かせていますので、ポータビリティぐらい合わせてもいいんじゃないですか?
PDCは当時最高水準の周波数利用効率を誇る方式でしたので、当時としては最善の選択であったと考えています。PDCを引き合いに出すのはちょっと筋が違うかな、と思うのですが……。
Dポ ] もっとも移動電話キャリアは資本だけでメシを食っているわけではなくて、公共財たる電波資源を預かって事業を営んでいるわけで、そう考えるとキャリアが自身の営利だけ考えていれば許されるのかと言うと、そうではないわけで。
Dポ ] (ここらへんの事情は放送事業者も同じ事ですね)
やや論じたい部分からずれてきた感があるので、整理をかねて。
私は一言も、「キャリアの言っていることが正論である」とは言っていません。また、理解できることと正論はイコールではありません。
キャリアの主張は資本主義の観点からすると非常に正しいものと言えます。
公共の福祉という観点で話をするなら、確かに費用の面だけでは語れない部分が出てきますが、「各国みんなやっている」ことが日本で公共の福祉につながるとは思えませんし(「各国みんなやっている」から核兵器を製造してもいいのかということにもなる)、経営陣も、株主も、到底納得のいくものではないでしょう。
日本で導入することでどのような効果が期待でき、どのようなメリットがあるのか、それを論じずに「各国みんなやっている」から導入しろというのは、正論でも何でもありません。そもそも論じてすらいませんし。
キャリアの主張は十分理解できるし、学者センセイの右へならえ思想は正論とは言えない、きちんとした議論を展開してほしい、と考えて「正論ではない、パフォーマンスだ」という趣旨のことを書いた次第です。
あれが正論になってしまうようでは、日本も終わりですね。
# すでに終わっているというツッコミはなしの方向で(苦笑)
// // // [返信]
791. Re: 電波利用料と番号ポータビリティ(Re: アメリカにおける携帯料金について)
ユーザ名: 磯津千由紀 <chiyuki#pobox.com>
日時: 2003/11/26(23:16)
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"巣田祐二"さんは[url:kb:790]で書きました:
巣田祐二 ] あと少しで書きあがるところでブラウザ不正終了して消えてしまい、鬱な気分で再度キータイプ。
御愁傷様です。私もIE5.5SP2にしてから、ときどき。
巣田祐二 ] PDCは当時最高水準の周波数利用効率を誇る方式でしたので、当時としては最善の選択であったと考えています。PDCを引き合いに出すのはちょっと筋が違うかな、と思うのですが……。
巣田祐二 ] 日本で導入することでどのような効果が期待でき、どのようなメリットがあるのか、それを論じずに「各国みんなやっている」から導入しろというのは、正論でも何でもありません。そもそも論じてすらいませんし。
書こうと思ってたことが、私より先に、私より分かりやすく、書かれてしまいました。
全面的に同意見です。
// // // [返信]
792. Re: 電波利用料と番号ポータビリティ(Re: アメリカにおける携帯料金について)
ユーザ名: こまち1号 <joak#yahoo.co.jp>
日時: 2003/11/27(11:02)
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"巣田祐二"さんは[url:kb:786]で書きました:
巣田祐二 ] 第百三条の二
巣田祐二 ] (1,2は略)
巣田祐二 ] 3 この条及び次条において「電波利用料」とは、次に掲げる事務その他の電波の適正な利用の確保に関し総務大臣が無線局全体の受益を直接の目的として行う事務の処理に要する費用(同条において「電波利用共益費用」という。)の財源に充てるために免許人が負担すべき金銭をいう。
巣田祐二 ] 一 電波の監視及び規正並びに不法に開設された無線局の探査
巣田祐二 ] 二 総合無線局管理ファイル(全無線局について第六条第一項及び第二項並びに第二十七条の三の書類並びに免許状に記載しなければならない事項その他の無線局の免許に関する事項を電子情報処理組織によつて記録するファイルをいう。)の作成及び管理
巣田祐二 ] とあります。
巣田祐二 ] あくまでも「電波の適正な利用の確保に関し総務大臣が無線局全体の受益を直接の目的として行う事務の処理に要する費用(同条において「電波利用共益費用」という。)の財源に充てる」ことが明記されているのです。
巣田祐二 ] 番号の処理と電波利用はまったく別の問題である(番号ポータビリティが実現しようがするまいが、電波利用は変わらない)ため、法律を改正しない限りは不可能であると考えるのが妥当と考えます。
電波料に関する条文を見る限りは、基本的には、テレビの地上デジタル放送開始に伴う、UHF中継局のチャンネル変更(いわゆるアナアナ変換)を主眼に置いているようですが、総合無線局管理ファイルの内容を拡大解釈することにより、無線局のうち、移動体通信事業者に限っては、事業者に属する個々の電話番号を含むデータベースの構築に電波料を充当可能な気がします。(法律の専門家ではないので、これ以上の言及は避けます。)
本題の移動体番号ポータビリティについては、電波法上の取り扱いはどうなるのでしょう。電話番号は一意なので、無線局としてのコールサイン(JOAKとかJOQRといった識別コード)と同等かとも思いますが。