事故紹介(傾向と対策) 名誉保持のため、文中の人物・団体名などは匿名にしております。 ケース1(A君のスポーツ用自転車) 事故内容 仙台の某Y山を下っていくとき、前のマウンテンバイクを追いかけていた ら、マウンテンバイクは曲がれたカーブを曲がりきれずにガードレールに衝 突。A君はすりきず、自転車は特に異常無し。 傾向 どうも人間、引き離されると追いかけたくなるようである。特にA君の場 合、友人と学校へ向かう途中、しかも遅刻しそうということでスピードが出 ていた。 対策 自分の車両の性能を考え、無理な追いかけはしない。他の車両が曲がれたか らと言って曲がれるとは限らない。 ケース2(H君の自動車) 事故内容 徹夜明けで帰宅途中、居眠り運転でガードレールにぶつかった。運転して いたH君は無事だったが、車は廃車。 傾向 学生の場合、夢中になると徹夜することが多いようである。そのまま運転 することもあまり気にしないようだ。 対策 運転中寝ない。眠いときはその場で寝る。 ケース3(A君のスポーツ用自転車) 事故内容 M交通バスの転回場の柵の後ろでとまっていると、バスがやってきて柵を 壊した。その柵の横棒に使われていたコンクリート製電柱がA君の自転車を 潰した。自転車は全損(後に修理)、A君は足の打撲。 傾向 バスの運転手ということで、運転は上手という先入観がある。だが、この ときの運転手は乗務3カ月の新米。かつ柵は足の木が腐っていた。 対策 バスの運転手も運転は誤る。特にM交通は飲酒運転をするような会社なの で気をつける。自転車を捨てて逃げる勇気も必要。 ケース4(M君の自動車) 事故内容 夜の国道1??号で、前の軽自動車を追いかけていて、カーブを曲がって いる途中ドリフトしてしまい、姿勢を立て直せないまま、路肩の石壁に衝突。 運転手のM君と同乗のY君は奇跡的に無傷だが、車は廃車。 傾向 ケース1と同様、どうも人間、引き離されると追いかけたくなるようであ る。夜、初めての道、運転しだして1カ月と悪条件は重なっていた。 対策 自分の車両の性能を考え、無理な追いかけはしない。他の車両が曲がれたか らと言って曲がれるとは限らない。特に同乗者がいるときは気をつける。 ケース5(A君のスポーツ用自転車) 事故内容 信号の前で止まっていた車の左を抜けようとしたところ、突然ドアが開い て飛ばされ、左前の電柱に衝突した。問題はこの後で、ナンバーも控えずに 車は走り去り、電話番号は聞いていたものの、間違っていた。(後に警察が 相手を見つけてくださったので、円満に解決。) A君は足が痛かったが医者に行ってないので不明。自転車は後輪がねじ曲 がり交換。 傾向 運が悪い。しかたない事故ではあるが、やはり事故ると焦って、本来すべ きことを忘れる。 対策 まず、事故の方。しかたない面もあるが、「車は周りを見ずにドアを開け る。」という認識を持って、余裕をもって走行すべき。ただ、今回に関して は、道が狭く、さらに相手のドアの外側に傷がある(つまり自転車の通過中 にドアが開いた)ということもあり、防ぐのはほぼ不可能。 次に事後処理だが、こういう事故の場合、開けたのが客席の人でも、運転 手に責任があるらしい(警察がそう言っていた)ので、すぐに運転手に免許 を提示させ、それから住所を写すべきだった。車のナンバーもすぐに控える。 世の中善人ばかりではない。 ケース6(H君の自動車) 事故内容 ドリフトの練習をしていて、路肩の切り株にぶつかった。H君は肩が痛い と言っていたが詳細不明、車は廃車。 傾向 世に走り屋と称される人は、カーブをドリフトで曲がりたがる習性がある らしい。 対策 ガソリンの無駄でもあるし、ドリフト走行はしない。 ケース7(K君の自動車) 事故内容 黄色点滅信号の交差点にさしかかったところ、赤色点滅信号側の車が一時 停止を無視して突っ込んできて、ブレーキも間に合わず相手の車の後部へ衝 突。突っ込んできた車はそのまま別の車にぶつかって停車。車3台破損、負 傷者(信号無視の方)1名。K君の自動車は即廃車決定。 傾向 信号無視した相手が悪く、運が悪い事故ではある。ただあえて言うとすれ ばK君も制限速度ギリギリで走っていたというので、点滅信号の安全確認上、 問題はあるのではないか? 対策 点滅信号は信号としての本分を全うしていないので気をつける。裁判にな るか話し合いで決着が付くかは分からないが、信号無視した相手からいくら 分捕れるかが焦点。相手が悪い事故は徹底的に追及して相手に責任を取らせ るのも対策の一つです。A君のように騙されてはいけません。 見てみると、事故はおこるべくしておこっているようです。一瞬のミスは大き な惨事を生み出します。気をつけましょう。 このページがこれ以上増えないことと亡くなられた4台の車の冥福を祈りつつ、 戻りましょう。