3月9日(広島→徳山)
07:59 広島駅
08:48 広島市
    廿日市市
10:27 宮島口(休憩)
11:29 宮島口(再開)
11:43 大野町
12:11 大竹市
12:37 和木町
12:56 岩国市
14:58 玖珂町
15:35 周東町
16:11 熊毛町
17:08 下松市
17:51 徳山市
18:12 走行終了

 起きるとすでにバスは広島市内を走っていた。
 窓から外を見て冷える…辺り一面、白い。つまり雪なのである。
 バスのコーヒーサーバーでコーヒーを作り、昨日の新幹線で買った330mlペットボトルにつめる。ちょうど作業が終わったとき、バスは広島駅新幹線口に到着した。
 地下道を通って南口側へ。まだ自転車置き場は開いていないので時間つぶし。ハートインで朝食を仕入れ食べる。
 今日の宿泊予定地は徳山。マスヤビジネスホテルという比較的安めのホテルの確保に成功。
 自転車置き場へ移動し自転車を出す。9日分、900円を支払う。
 すでに8日間の走行でブレーキがすり減っていたので、開店準備中のバイク屋に押し入り、ペンチを借りてブレーキを増し締めする。
 出発。一度国道2号を岡山方面に逆走し、前回国道2号を離れた地点まで行く。これで前回の走行コースと国道2号上でつながる。
 西へ出発。路面が所々凍っているのが怖い。橋の上などに至っては、凍っている部分がほとんど。その状態でも、自転車を降りずに、かつ転ばずに運転できたのは、仙台での経験がものをいったのだろう。
 スタートから2時間以上かけて宮島口に到着。大学3年の3月、九州へ向かう途中、宮島へ寄り、ここで国道2号を眺めて、いつかここまで自転車で来ようと思った。それから3年が過ぎてしまった。
 天候をみると、だんだん回復していくようである。宮島へ寄り、時間をつぶそうと考える。宮島航路の乗り場の近くの駐車場に頼んで自転車を置かせてもらい、宮島航路で宮島へ向かう。雪の大鳥居の写真を撮る。すぐの船で折り返し。
 しかし天候が回復するという予想は外れた。大竹市内あたりからふたたび雪は激しくなる。ウィンドブレーカー2重。眼鏡にマスクという、一見過激派かと思うような重装備に変わる。岩国からが山口県。いよいよ本州最西端である。
 岩国から国道2号は山陽本線と別れ、錦川に沿って登ってゆく。雪が激しい。本州最西端とは思えない。錦川を渡るとゆるい登りが続く。山陽道第三の峠、廿木峠である。しかし辛いのは峠より雪。
 廿木峠を越えるとあとは比較的ゆるい下り坂。雪は降ったりやんだりの状態である。岩徳線に並行して走るが、列車の姿は見ない。
 下松市の北をかすめ、徳山市へ。今日は珍しく、明るいうちにゴールできそうである。徳山バイパス経由で市内に入り、市街地へ向かって坂を下り、旧道へ入ったところに今日泊まるホテルがあった。駅からは遠いが安く、自転車ユーザーにとっては嬉しい。
 近くのコンビニで夕食を仕入れ、テレビを見ながらだらだらとする。

<写真>
   雪景色の広島駅前1
   雪景色の広島駅前2
   広島駅南口第五駐輪場
   駐輪場で主を待ち続けたあさお2号
   雪景色の広島市内
   雪景色と路面電車
   雪景色と宮島大鳥居1
   雪景色と宮島大鳥居2
   宮島の鹿
   大阪梅田新道から400キロ地点にて1
   大阪梅田新道から400キロ地点にて2
   大阪梅田新道から400キロ地点にて3