2月24日(亀山→尼崎)
10:15 亀山市
10:42 関町
14:12 土山町
14:43 水口町
15:13 甲西町
16:01 栗東町
16:15 草津市
    大津市
19:01 京都市
19:56 久御山町
20:09 八幡市
20:36 枚方市
21:06 寝屋川市
21:33 守口市
22:38 大阪市
23:36 尼崎市

 雨がやんだのを確認して出発。
 関町内で新しい道の駅、「道の駅関宿」ができているのを発見。東海道の道の駅はこれで5つ(箱根峠・富士・宇津ノ谷峠・関宿・あいの土山)となった。
 道の駅でトイレに行き、ついでに表でたこ焼きを買う。
 鈴鹿越えの三重県側には店も家も何も無いが、たこ焼き屋のおじさんの話では昔は店もたくさんあったらしい。
 なんでも名阪国道が開通してから人の流れがそちらに移り、すべて潰れたという。
 鈴鹿越えに挑む。中山峠、潮見峠を自転車に乗ったまま越えた私でも、鈴鹿は辛い。ほとんど歩きで登る。休憩場所は無いので体力は消耗する一方である。
 伊勢坂下から先は、公共交通機関も無い、国道1号中、一番寂しい区間となる。橋が続き、トラックが横を通ると派手に揺れて怖い。
 鈴鹿トンネルまであと少しというところで、雨が降り出した。電話ボックスに避難。
 ボックス内には、「トラック運転手死ね」などと書かれた紙が散乱していた。私と同じような目に遭った人がいるようだ。
 やがて雨が小雨になってきた&トイレに行きたくなったので、電話ボックスを出て、鈴鹿トンネルに突入する。
 トンネルの向こうは激しい雨だった。しかも冷たい。下りなのでものすごく寒い。凍えそうになりながら「道の駅あいの土山」に逃げ込む。
 「道の駅あいの土山」は株式会社で営業している。常務取締役がもてなしてくださる。
 常務取締役は「ほっとする空間を作りたい」と言っていたが、確かにその通りの空間である。
 表では農協の方だろうか、自転車が濡れないよう、テントの中に入れてくださる。
 自分で作れる抹茶ソフトクリーム、竹の皮で包まれたおにぎり、を購入して食べる。
 お茶は無料。冷え切った体に熱いお茶は嬉しい。
 雨が小降りになるまでの2時間、常務取締役と話しながらゆっくり休ませていただいた。

 坂は照る照る鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る

 全くその通りになった。
 14時頃、走行再開。
 途中水口町では常務が教えてくれた通り、旧道を通ってみる。

 京都市内では旧東海道終点の三条大橋へ寄り道。(現在の東海道は五条)
 日曜の夕方で、ものすごい人出である。
 また京都の電気屋街にも寄ってみるが、混雑で自転車の止め場所が無く断念。
 結局京都市内だけで2時間近くを浪費してしまった。
 市街地を出たところから飛ばす。京都の堀川五条から大阪の京橋まで3時間を切るスピードで走る。
 夜間であり、京都、大阪両市街地を含むことを考えると実は驚異的スピードである。
 京橋の自転車置き場はすでに閉まっていた。無料駐輪場を探し、尼崎へ向かう。
 南森町付近で渋滞情報の表示を見る。「守口まで38分」…自転車より遅い。
 梅田新道から国道2号に入る。オマワリサンに道を聞きながら阪神尼崎駅に到着。後藤氏の情報によると、24時間営業の駐輪場があるはずだが…人はいない。
 ええいとばかりに書き置きを残して勝手に止める。
 終電が出たあと、後藤氏の車が迎えに来る。
 深夜のファミレスで夕食を食べ、後藤邸へ。音を立てぬよう部屋に入り、寝る。

<写真>
  道の駅関宿にて
  鈴鹿峠から三重県側を見下ろす
  道の駅あいの土山にて、名物抹茶ソフトを食べる
  京都三条大橋にて、弥次さん喜多さん像と並ぶ
  京都三条大橋にて
  京阪京津線、三条駅の遺構1
  京阪京津線、三条駅の遺構2