[掲示板: みかかの鉄人掲示板 -- 時刻: 2024/11/23(05:58)]
下に表示されているメッセージへのリプライを書き込みます. 各フィールドの説明についてはをどうぞ.
必ず規約を読んでください。書き込んだ場合、規約に同意したとみなします。
ユーザ名: 後藤@みか鉄 <ngoto#mikaka.org>
日時: 2003/11/17(19:57)
------------------------------
"こまち1号"さんは[url:kb:764]で書きました:
こまち1号 ] アサヒコムの記事
こまち1号 ] [url:http://www.asahi.com/business/update/1116/002.html]
こまち1号 ] >総務省は、第3世代携帯電話(3G)の新たな通信方式「TD−CDMA」の採用の是非について情報通信審議会に近く諮問する。
こまち1号 ] >同方式は、民間のシンクタンク「マルチメディア総合研究所」(本社・東京)が今年4月から実用化に向けた試験を始め、NTTコミュニケーションズが先月末にこれに参加すると表明。ソフトバンクも実験免許の申請に向けて総務省と交渉に入っている。
マルチメディア総合研究所の子会社である通信ベンチャーのIPモバイルによる実験ですね。
[url:http://www.mric.jp/]
今年7月に屋外での実験を開始したようです。そのときのニュースサイトの記事。
[url:http://www.zdnet.co.jp/news/0307/07/njbt_02.html]
[url:http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/07/07/18.html]
10月末にNTT Comが実験への参加を表明したとのこと。
[url:http://www.ntt.com/release/2003NEWS/0010/1029.html]
[url:http://www.zdnet.co.jp/news/0310/29/njbt_04.html]
こまち1号 ] 検索したところ、基本的には慶応大の開発(初期名TDD−CDMA)で、月額数千円の定額制高速データ通信を目指しているらしいですが、せっかくの日本の技術が生かされないのは、やはり政治的な問題でしょうか。
単に、開発や実用化の時期が遅かっただけだと思います。それだけ技術的困難も大きかったのだと推測します。
なお、今回はアメリカのIPWireless社の技術を導入するということらしいので、(技術の分野に国境を作るのはあまり意味がないとは思いますが)「日本の技術」と言い切ってしまうには少々抵抗があります。
IPWireless社の7月の実験開始時の報道発表
[url:http://www.ipwireless.com/press_071003.html]
インプレスの7月の実験開始時の記事
[url:http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/2023.html]
ちなみに、日本の技術云々と言うのなら、FOMAには日本のNTTドコモの技術が大いに生かされているのも忘れずに。
こまち1号 ] 仮に他方式では実現不能な、月額数千円の定額制高速データ通信が実現されたら、PHSは存在意義がなくなってしまいますね。
技術的には、慶応大の中川正雄教授が「CDMAの中にPHSの技術を入れられないかと考え」て開発したそうです。
(中川正雄「無線技術の移り変わり」郵政研究所月報 No.173, 2003.2)
[url:http://www.soumu.go.jp/iicp/seika/data/research/monthly/2003/173-h15_02/173-foreword.html]
したがって、ある意味、PHSの後継と言えるかもしれません。