[掲示板: みかかの鉄人掲示板 -- 時刻: 2024/11/23(03:12)]
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ユーザ名: 高松@茨城 <yasu-tak#da2.so-net.ne.jp>
日時: 2003/4/20(23:39)
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どうもありがとうございます。
後藤@みか鉄 ] あちこちの(キャリアとは関係の無い)メーカが勝手に作っているようです。もちろん免許を受けていないものは電波法違反です。そして、免許を受けた製品が市販されているという話は聞いたことがありません。
後藤@みか鉄 ] たとえば、googleにて「携帯電話 中継器」で検索するといろいろ出てきます。
確かに「携帯電話 中継器」「回線補償器」で検索させたら、1000件以上
ヒットしました。
また、作っているのはやはり無名の会社みたいですね。
後藤@みか鉄 ] キャリアではない各社が勝手に作っている「中継器」は、おそらく、一定の周波数帯の電波を屋外で受信して屋内で送信/屋内で受信して屋外で送信、という動作を行っているのだと推測します。このため、中継を行っている周波数帯=携帯電話の周波数帯が中継器の電波でマスクされてしまい、周囲の携帯電話の通信に影響が出るのだと思います。特に、制御チャンネルへの影響が深刻なのではないかと想像します。
先の検索内容からすると、キャリア各社に対応しているというキャッチ
からすれば、恐らくは広帯域の中継機(上り・下りの二個一組)かな?
もしキャリア各社に対応させるとなれば、かなり広い帯域に渡って波が
出ている可能性は考えられましょう。
もしそうなら、PDCでは制御チャネルに影響が出る可能性はあります。
後藤@みか鉄 ] また、PDCの携帯電話の場合、同じ周波数を時分割多重(TDMA)で複数の端末が使用していますが、中継器が介在すると、同じ周波数を使っている他の端末の電波を抑圧してしまうのではないかとも推測します。
アマチュア二級のレベルしかないのですが、もし単なる広帯域中継機で
あれば、特に屋上から発せられる上り(中継機→基地局)への出力が、
必要以上に強すぎて(出力コントロールが不十分?)、基地局側でAGCが
強くかかり、携帯端末からの弱い直接波が受信できない可能性はあるかも
しれませんね。
解決方法としては、無指向性アンテナでは、八木アンテナのような指向
性アンテナで基地局へ向けてビームを集中させ、上り出力を落とす手は
あるでしょう。
後藤@みか鉄 ] なお、PHS各キャリアが販売しているPHSのパワーアンテナ類は、ちゃんと免許や技術基準適合証明を受けており、PHSの規格に沿ってつくられているので、まったく問題ありません。
原理としてはPHSのパワーアンテナと同様のものでしょうが、携帯電話に
ついて同様のものが正式に存在しなかったのはなぜでしょう。
以前からニーズはあるはずで、技術的に難しいとは考えられませんので、
キャリア側(さらには旧郵政省→現総務省)の技術情報の出し惜しみと
いうか、非公開政策が原因ですね。
総務省がきちんとガイドラインを作り、携帯電話中継機を正式認可する
方向に持っていかないと、無理でしょうね。
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