[掲示板: みかかの鉄人掲示板 -- 時刻: 2024/11/22(21:03)]
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"こまち1号"さんは[url:kb:1167]で書きました:
こまち1号 ] DSLに際しては、もちろんメタル線はNTT東西のものを利用している(専門用語で言うドライカッパというものか?)わけで、この意味で言えば日本テレコムも初期JDSLを手がけていましたから、やり方次第では乗り出せたのでしょうが、やはり本命は光(やりたくない)と見ていたのが自然でしょう。
私は「できる」「できない」と、「やる」「やらない」は別の問題だといっただけですが……。可能だけれどもやりたくない(やらない)のと、やりたいけれど不可能なのはかなり違いますからね。
# 「DSLはやりたくてもできない」という発言を受けてのもの。
こまち1号 ] やればBフレッツに先行して市場を取れた(NTTが電話局に対し、東電は変電所、支店や営業所を本拠に自社電柱や送電線を使って展開できた)でしょう。やはり足かせをはめられたのが痛かったかもしれません。
足かせがはめられたのは、申請した後の話です。
それに、当時は光ファイバ敷設やメディアコンバータなどのコストも今より格段に上で、需要もあまり期待できないという状況です。その状況でサービスをやろうという判断は厳しかったと思いますよ。
拠点はあれども顧客までのアクセスラインがゼロですから、エリア構築は大変です。カネもかかれば時間もかかる、それをあのタイミングで「やる」と言えた人はまずいないでしょう。保守的な電力であればなおさら。
こまち1号 ] [url:http://www.jinvestor.com/cgi-bin/bbsarticle.cgi?c=4842&m=4]
こまち1号 ] 従来物理的に電線を張り巡らせていた有線音楽の配信方法を衛星に切り替えたためです。電線を撤去=電柱使用料の節減(難産の末にやっと獲得した電柱使用権の返上)が目的ですので、電柱に架設するFTTH事業(光ファイバ網)の拡大はしないということでもありましょう。
なるほど。衛星に切り替えていたとは知りませんでした。
で、私も調べてみたら、こんなものがありました。
「公益事業者の電柱・管路等使用に関するガイドライン」の運用開始
[url:http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040401_3.html]
当該ガイドラインの存在により、無理して使用権を確保せずとも、申請さえすれば確保できるから、コスト削減するために返上をはじめたのではないでしょうか。
ガイドラインに従わなければ、東電もTEPCOひかりの認可取り消しになる恐れがありますし、他電力についても何らかの命令を受ける可能性はあるかと。
こまち1号 ] 通信分野でもDSLを開拓したベンチャーのメタリック通信がありましたが、結果的にはNTTの前に敗れ去った現実があります。NTTに伍して事業を行うとなれば、電力系ほどの資本的・営業的バックは必要ではないでしょうか。
資本はいいでしょう。ただ、独占的地位で築いた資産(顧客情報)を使うのには問題があるということです。
ADSLにおけるアホーや、LCR、マイライン戦争当時のように大量のインセンティブを乗せて、大規模な営業部隊(代理店含む)を展開するという手法もあります。アホー以外のプロバイダにしても、量販店、価格.comなどのサイトをはじめ、代理店が(インセンティブをもとに)特典をつけて顧客を集めていますよね。
まあ、中には悪名高き光通信とか、問題が多い代理店もあるわけですが。それでも「数を取る」という部分では有効です。
何はなくともまずはカネ、ってやつですかね。
めたりっくは資金力がありませんでしたからねえ……。GMOに買収されたベッコアメもそうですけれど。
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