リプライメッセージの書き込み

[url:kb:216], [url:kb:217] の話ですが、11/22にNTT東西から認可申請が行われ、認可する方向で審議中であると総務省から発表されました。通例どおり、「広く関係者の意見を求める観点から」（←それは観点ではなく意見募集の内容説明だと思うのだが...）意見募集が行われます。

「東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社の日本電信電話株式会社等に関する法律第2条第5項に規定する業務に係る認可申請に関する意見募集」
[url:http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/021129_1.html]

NTT東西が申請した内容は、既報のとおり地域IP網の都道府県間接続です。

NTT西日本はそれに加えて「『兵庫情報ハイウェイ』構築に係る兵庫県西宮市―尼崎市、宝塚市―伊丹市間の高速ATMリング専用サービスの提供」というのも申請しています。これは、尼崎市が06(大阪MA),伊丹市が0727(池田MA)に属している、つまりNTT法上は兵庫県ではなく大阪府に属しているため、申請したものです。

地域IP網の都道府県間接続は、来年2月末日に首都圏および京阪神で開始予定、その後平成15年度早期に東日本・西日本全域に拡大予定とのことです。

意見募集の締め切りは平成14年12月27日（金）17時00分必着です。

"巣田祐二"さんは[url:kb:217]で書きました:
巣田祐二 ] 　ですが、NTT法第二条の５
(中略)
巣田祐二 ] [url:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S59/S59HO085.html]
巣田祐二 ] 　に照らせば、地域IP網の範囲拡大は「公正な競争の確保に支障を及ぼすおそれがない」として認められるべき業務だと思われます。
巣田祐二 ] 　地域IP網が、他事業者と競合するものになるとは考えにくいですし……。

まあ、Yahoo!あたりが反対意見を述べそうな気もします...
どういう意見を出してくるのか興味津々。

あとは、既に都道府県毎の地域IP網への接続回線に対して多額の投資を行っている業者がどう出るか、くらいでしょうか。もちろん、NTT提供の都道府県間の回線を使用する場合と使用しない場合で料金格差が付くのだとは思いますが。